バーフバリとか最近のジャンプとか
なるべくネタバレしない感じで書きますがネタバレ注意です
バーフバリ(1と2)超おもしろかったです!
とってもエンターテイメントだった!
話の筋自体はシンプルで王道、
誰でも受け入れられるストーリーなんだけど
今まで見たことないようなシーンが
盛りだくさんで最初から最後まで
わくわくさせられる映画です!
週刊少年ジャンプに必要な要素がすべてつまってる!!って見ながら終始思ってしまいました。
(最近のジャンプはなんか説明的なかんじが増えてきてなんだかなあと思っていたのです。)
冒頭のシーンから、あんな状態で…印象的でカッコイイ!ってなるなど、
随所に漫画で言うところの見開きページにあたる見せ場がはさまれていて
映画を見てる途中に
これ映画で数時間で見終わってしまうの勿体無いっっ!
週刊とかで毎回毎回続きどうなるんだろう?!って思いながら長い間楽しみたい…!っていう気持ちになりました。
バーフバリ1の構成が週刊少年漫画誌でいうところの6話分くらいにあてはめられるようなかんじになっていました。
1話にあたる部分
導入、大きな世界観を見せ、主人公が実はすごい運命を背負っており、大きな話につながっていく予感をさせながら、何も知らない若い主人公と一緒にこの世界を読者(鑑賞者)が知っていける仕組み(これがほんとすごい!)
そして主人公のキャラ、パワー、運命的ななにかを見せつけるような1話的なあの見せ場
(ここまでで起承転結がしっかりある)
そして2話につながる伏線のアイテム…
2話
1話のアイテムから、ある難関を突破する話
ある難関を頑張って乗り越えるというアツイシーンに加え、ヒロイン登場により画面が盛り上がる!!
(ここも起承転結があって見やすい!)
3話以降
少しずつ話の核心に触れていくようなキャラが登場しだし、鑑賞者は主人公とともに世界をどんどん知っていくことができる
あーっなんかシリアスな話になってきたなーって思うけど主人公だけは事情をよく知らず無邪気で純粋なところがまたジャンプ感がある!
ひとつひとつ丁寧に起承転結があって、その話ごとの色があって(今回はアツイ回、エロい回、アクション回みたいなかんじ)見てる人がまったく飽きることが無いようにつくられていると感じました。
いっこいっこの動きとか演出が
見たことないかんじで
ちょっと笑ってしまうくらい外連味たっぷりなのが、映画やエンタメに対するこだわりを感じられて本当に良いなあと思いました。
ストーリー展開はやっぱり型が大体決まってくるので、そういった細かい演出が大事だな〜と思います、
年齢もすこし重ねてきたせいか
映画や漫画ではなかなか感動できなくなってきたので、
見たことないシーンをどうか見たいと常々思っていたので
バーフバリは、これだよこれ〜!となる気持ちで見ていました。
バーフバリ2のなにがすごいかというと
バーフバリ1で、息子バーフバリが魅力的で、父親バーフバリの話かー過去編っていまいちじゃね?と普通思ってしまうところ、
父親バーフバリのほうがかっこいい!魅力的!ときちんと思わされるところ!
1と変わって、王位継承争いものです。
世継ぎ争いものはおはなしとしては王道ですが、王道ゆえ、いきなり見せられても面白くなかったり、キャラが多すぎて理解しづらかったりするところ、
1でしっかりと世界観を理解した上で見るとおもしろい!
過去編なのでオチがわかっているのがつまらないという人もいるかもしれませんが、
そこに至るまでの過程を、こうかな?どうかな?と想像しながら観ることができるのがいいと思いました。
結構キャラの心理が、日本人的感覚では理解しづらい部分があるのですが(どいつもこいつも行動がいきすぎてたり、揺るぎないところがある)
それも、インドの宗教だったり文化的な背景を考えるとこうなのかもしれないと、見終わったあとで人と話すのも楽しいですし、
異国文化に触れたかんじがして、嬉しいです。
でもふりきってるヤバイキャラは少年漫画的には最高です!
しいていうなら過去編終わってからのくだりが急すぎるというか
もう少し息子バーフバリの王子としての自覚、内面的成長を描いてから戦いに入って欲しかったので、3部作にしてほしかったな〜!と思いました。
少年漫画のお手本になるので
ジャンプで連載目指してる人みんな見て欲しい映画です。
おわり。
のようなもの
森田芳光監督
「のようなもの」を観た感想を雑に書くブログです。
好きな邦画を挙げるとしたらかなり上位に入るとおもう
のようなものは、森田芳光監督劇場デビュー作で、間宮兄弟の原点と言われてるので観てみた
以下ネタバレ含みます
終盤の主人公が道中づけをする部分がすごく良かった、あれを観たら今までのだらだらした部分もすべて許せるくらい良かった
あそこまで観るのは人によってはかなり退屈かもしれない
なんとなく良い感じのシーン、シチュエーションの連続ではあるけど
ひとつひとつの台詞とかそのシーンの意味が固まりきってないキマッテルという感じではなかったので、もやもやするところが多かった
ソープ嬢の秋吉久美子が真夏にベランダでステーキをナイフとフォークで食べてビールを飲むシーンなんかはすごく決まってるなと思った
秋吉久美子が出るシーンは全部良かったので
役者さんの力量もあるのかなあ
訛りが強くて顔や雰囲気に
クセのある主人公が
童貞かと思いきや
経験済みでしかもデカい
ソープ嬢とデートを重ねるが
女子高生と付き合うことになり
ソープ嬢をフる、など
なんでモテるのかが謎だったなあ
そこであんまり感情移入しにくいのと
落語の扱いが浅いのが気になった
でも昔だから、劇場デビュー作だから
こんなものなのかなあ、という感想です
スプリット
シャマラン監督
スプリットの感想を雑に書きます
こちらも「22年目の告白」と同じくラストが…
という評価を聞いていたのと
シックスセンスが好きなのと
評価の高い多重人格演じ分けが気になる
ので観てみました
(あとナルニア国のタムナスさん(ジェームズマガヴォイ)すきだったな、、)
役者全員上手くて映像もよくて脚本も丁寧で
ちゃんと安心して観れるクオリティの高い作品でした
ラストが…意外、とか衝撃の、、とか
絶対シャマラン監督作は言われる、らしいけど今作は、別に意外とかではないような?
そこまで行く道筋が丁寧に絵が描かれている良さだから、ラストが…みたいな言われ方するのが変だなと思った。
もちろんネタバレせずに観るからその丁寧に導かれるかんじが気持ちいいんだと思うので、ネタバレせずに観るべきだと思いました。
以下はネタバレ含みます
あーっだまされた!とかえーっ!みたいな
驚きではなくて、ああっ、そうか、、それで、、なるほど、、って静かに納得できるし、
ちゃんとハラハラするしちょっとエロい気持ちにもなるのが良かった。
中盤のキスからこれ恋愛物になっちゃうんじゃ、、どきどき、、って思わされる部分もあって、色んな要素が詰まった映画なんだなーとおもいました。
なんだろ?すごいおもしろかった!!とか興奮気味に言う感じではなくて
この監督の描く世界をもっと見たいと思わせる感じでした
この話の前のストーリーであるアンブレイカブルと、続編をはやくみたいな
22年目の告白
22年目の告白の感想を雑に書きます
ラストが面白い映画との評価で気になっていた映画。
アクションや脚本がしょぼかったりしてあんまり邦画のサイコサスペンスとか好きじゃないので、予告のときこれもあまり良くないんだろうな、と思ってたけどすごく評価が良いみたいなので借りて観ました。
評判だとしても自分の好きじゃないジャンルはネタバレみてそれでいいかなっていつもはなるけど
最近は好き嫌いせず観てみようと思い
ネタバレを一切見てないです。
結論から言うと
絶対ネタバレせずに観るべきだし、映像的にも面白い!
ところどころ刑事物の演出がクサいところが気になったけど
中盤からぐっと入り込めておもしろかった。
邦画のサイコサスペンスださいなって思ってる人ほど観ると面白いのではないかな。
以下ネタバレ含みます
藤原竜也のこのゲス犯人感もう見飽きたよー
とか
伊藤英明が謎すぎて感情移入できない!
とか
前半に思ってた不満が
ぜんぶあーそうだったのか
だまされたー!ってなったのが気持ちいい
やっぱり藤原竜也はすごい。
元の韓国映画は派手なアクションと韓国映画特有のシュールなコメディ部分があるとのことだけど(観てない)
韓国映画ほどではないけど
この映画も、ちょっと中盤と終盤にあるドタバタが、全員真面目にやってるんだけど笑ってしまう、というところがすごい良いなとおもった。(狙ってるのかはわからない)
突っ込みどころとか、ださいところとかもないわけではないけど、
終盤の動機がわかるところとかはゾッとしたし
えっなんで?て前半に思った疑問がちゃんと後半回収されるのが
ハリウッド映画とかだと、ある程度安心して回収されることを予測して観てる部分があるけど、邦画サスペンスでいつもがっかりしてきた分、あれは伏線だったのか!っていう感動があった。
最後とか蛇足だなあとか
もっと動機の部分とか踏み込んで
後味悪く怖い感じでオチてもいいんでは
とか終わり方は気になったけど
邦画として後味悪すぎずこのくらいの優しい感じが、万人にオススメしやすくていいのかもです。
藤原竜也ってかわいいな。
火花(小説)
雑に小説の感想を書きます。
いまさら火花を読みました。
主人公の芸人を通して見た世界が
一文一文丁寧に描かれていて
私の好きなタイプの小説でした。
山田詠美がなにかのあとがきで
私は小説を書くとき、
1ページの中に自分の気に入ったセンスのある言葉が入ってなきゃいやなの
というようなことを書いていて
確かに山田詠美の小説はそれがおもしろい。
火花も同じように
端々にセンスのある言葉
切り取り方をしようという
こだわりが感じられて良かったです。
読みやすいのでおすすめです。
以下若干ネタバレあります
最後の先輩のおっぱいのくだり、
ついていけないなと思いながらもにやにや笑った。
ピースのコントの雰囲気ってこんな感じだった気がする。悪ふざけ感。
ピースの雰囲気を知らなかったら
なんだこれってなったかもしれない。
読む前は、もっと売れない芸人のコンプレックスとか負の感情を描いてるのかと思って敬遠していたけど、又吉の人柄そのままの感じの小説でした。
ドラマチックじゃなくもっと淡々とした細々とやっている芸人の人生みたいなのも読んでみたいです。
映画の感想より小説の感想のほうがむずかしいことが今回わかった。
グエムル
グエムルを観た雑な感想です
韓国の怪獣映画
B級映画と思って観るとおもしろかった
以下ネタバレ含みます
シナリオとか結構強引でツッコミどころはたくさんあるけど最後まで面白く観れました
思ったより全然グロいシーンはなかったのでそういうのが苦手でも観れると思う
終盤にでてくる注射器とかのほうが痛そうで怖かった
一個一個のシーンが面白くて
構図とか色味とかが素晴らしかった
何かを食べるシーンが全部印象的で良かった
話が強引でも良いシーンがあるとそれを何度も見返したくなる
笑っていいのか悲しいのか、というシーンがたくさんあるのが良いです
反米的な内容も韓国映画の特徴らしいけど
見慣れないので刺激的でした
最近は最終的にどういう感情になるか予想がつかない、困惑させられる映画を観たい気分です。